長崎電気軌道 花電車撮影

長崎を走る路面電車は、今年で開業から100周年を迎えます。それに合わせて花電車の運行が始まりました。
ちょうど夏休みで長崎に帰省していたので、その花電車の撮影を行いました。


今回使用したカメラは…
一眼レフ:Canon EOS KissDN (レンズ:EF 55-200mm Ⅱ USM)

コンデジ:FUJIFILM FINEPIX F770EXR です。


まずは諏訪神社電停付近で撮影。花電車の運行ダイヤは長崎電気軌道のHPで公開されているので、時間を見計らってカメラを構えます。
しばらく練習がてら撮影。
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よく見ると2枚目と3枚目ではパンタの向きが逆になっています。



果たして、花電車がやって来ました。
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しかし、タイミング悪く他の電車が手前に被ってしまいました。
普段の撮影ならこれは没写真とするところですが、花電車が電車越しにこちらをチラリとのぞいているようにも見えます。
偶然ながら面白い写真が撮れてしまいました。




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後続の電車に乗って移動。次にカメラを構えたのは西浜町電停付近の交差点。
また、他の電車が手前に来てしまいました…




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それでも、なんとか撮影に成功しました。




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横断歩道から。かわいいですね。


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側面。両側面とも異なるデザインです。


長崎の路面電車は50~60年前の車両が今なお主力ですが、最近の新型車両の導入に伴って余剰となるものが出てきました。
それらの多くは廃車となりますが、外国へ譲渡されたり、この車両のように花電車に改造されたりしているものもあります。(日本国内での他都市への譲渡は今のところ無いようです)
この花電車は、もとは202型の204号車という車両でした。


長崎電気軌道202型電車(画像は202号車)、製造は1950年で、製造は日本車輌製造
日立製作所も同型式を製造しており、そちらは201型となっている。
201型、202型ともに2015年8月現在でも多くの車両が現役です。

※在籍車両
201 203 207 209
202 208 210
※営業運転を離脱した車両
204号車…花電車改造
205号車…廃車
206号車…ブラジルへ譲渡








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2時間ほどたって、再び諏訪神社前電停。カーブを曲がってくる花電車を撮影。




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後打ち。
最近、長崎電気軌道では「ながにゃん」というキャラクターが作られました。
進行方向と反対側にある運転席の窓はシェードが降ろされているのですが、これを後ろから見るとまるでながにゃんが走り去っていくように見えます。




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▲ながにゃん




次は賑橋~西浜町の区間で撮影。
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花電車の前に何本か電車が走ってきたので、試し撮りをして立ち位置を調整しました。




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本番の花電車。建物の影にかかりそうでしたが、無難に撮影できました。


日が沈んで暗くなってくる頃、こんどは三脚を抱えて亀山社中へと続く急な階段を登って行きました。
目的地は風頭山の展望台。展望台からは、路面電車を眼下にとらえることができます。




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三脚にカメラをセット。ここから路面電車を明確に捉えるには35mm換算で500mm程度の画角が必要なので、今回は光学20倍ズームのコンデジを使います。
手ブレを防ぐために2秒タイマーで撮影。数回、練習撮影。




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偶然にも、ビール電車が走って行くところを撮影できました。

▲207号ビール電車(2010年撮影)



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さて、花電車がやって来ました。撮影は成功。遠くからでも猫耳がはっきりと分かります。


花電車が通過した後は急いで山を降ります。山を降りて電車通りに出ると、ちょうど花電車が折り返しで帰ってきたところでした。電停で待ち構えるつもりだったので、わずかに間に合いませんでした。




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この後花電車は一日の運用を終え、車庫に入ります。走り去る花電車を流し撮り
完全に停止すると電飾が消灯してしまうので、どうしても走行中に撮影する必要があります。撮影する側としては少々厳しい。


次の日は悪天候のため、撮影は行いませんでした。
今回はここまでです。